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診療科・部門紹介リハビリテーション部

当部の特色施設基準スタッフ紹介

当部の特色

  • 理学療法部門
    • 整形外科チーム
    • 内科・循環器チーム
    • 脳血管・外科チーム
    • 退院支援病棟部門
  • 作業療法部門
  • 言語聴覚療法部門

整形外科チーム/理学療法部門

県内トップレベルの整形外科手術件数を誇る当院では,整形外科病棟での術後療法の方,また整形外科外来/スポーツ整形外科外来で受診後の保存療法の方と非常に多くの方々を担当させて頂いております.患者さまの年代は老若男女と幅広く,各関節の専門医が在籍している影響もあり,様々な整形外科疾患の方を対象としております.その中でも,とりわけアスレティックリハビリテーションは他院と比較して特色であり、整形外科スポーツ外来やプロ・実業団チームと連携し、学生や一般愛好家からプロ選手まで幅広い層の患者様を対象に実施しています。当院では平成15年1月よりスポーツ外来を設置し、その後患者数の増加と診療日の拡大に伴い、平成19年10月よりスポーツ整形外科単科として独立し今日に至っています。現在では、茨城県県央スポーツセンターとして認定を受けており、日本スポーツ協会公認スポーツドクター5名(当院整形外科医)、同アスレティックトレーナー3名(当院理学療法士) が在籍し、けがをしてしまった方が当院をきっかけにスポーツを楽しみながらいきいきと生活出来るよう、そのニーズに応えるべく日々邁進しています。
私たちの理念として、けがの患部や疾患に対しての介入だけでなく、一次予防の観点から、再発を防ぐことや、可能な範囲で患者さまご自身が健康管理を行える様にけがや疾病に対する考え方、そしてその後の対処方法についても指導をさせて頂いています。患者さまが円滑に社会復帰、競技復帰が出来るよう、目標を密に相談しながら良質な医療を提供していきたいと考えています。これからもどうぞよろしくお願い致します。

内科・循環器チーム/理学療法部門

幅広い診療科と疾患に対応しています。学会発表や伝達講習にも積極的に取り組み、最新の知見を臨床に活かしています。心不全療養指導士や心臓リハビリテーション指導士など、専門性の高い資格を保有しており、他職種と連携しながらリハビリテーションを提供しています。また当院ICUでは、多職種とともに早期離床リハビリテーションを実践している。対象となる疾患は、消化器や脳外科、循環器、呼吸器系など多岐に及ぶので、他チームとも連携し、廃用性筋萎縮の予防、ADLの再獲得を目的とした多様なリハビリテーションを提供しています。

 

脳血管・外科チーム/理学療法部門

当院の脳血管障害の特色ですが,脳梗塞に関しては高齢による脳卒中患者が多く,心疾患や代謝内科疾患などの内部障害を併発している場合もあります。そのため,脳梗塞で使用する治療薬が投与できない場合や透析を行っている場合も少なくありません。このような状況では脳梗塞の進行や再発のリスクは高まります。そのため,脳血管チームではリハビリテーション科のスタッフだけではなく,担当医や看護師など多職種と日々の観察やリスクについて情報共有を行い,リスク管理に努めています。
脳外科領域に関しまして,脳出血はもちろん,脳腫瘍や外傷性による頭蓋内出血などの疾患も多く,年齢層は脳梗塞と比較すると幅広い印象です。そのため,患者さまの求めるニーズも多様であり,ニーズに答えられるように脳血管リハ・グループでは研鑽しております。具体的には脳血管障害において社会復帰や家庭内復帰の大きな阻害因子となっている高次脳機能障害について勉強会を実施しております。また,研究や臨床についての勉強を通じ,知識を深めています。

 

退院支援病棟部門

平成30年1月、2階西病棟に40床の退院支援病棟が開設されました。退院支援病棟とは、入院治療後に病状が安定した患者さまに対して、自宅や介護施設等の復帰に向けた医療や退院支援(相談や準備)を行う病棟です。自宅や施設での療養に不安がある場合や、もう少しの入院治療で生活動作の改善が見込まれる患者さまとそのご家族のために、医師、看護師、リハビリスタッフ、相談員等が協力して退院に向けての支援を行います。

リハビリでは、起き上がり・座り・歩くという日常生活の基本となる動作の練習(理学療法)、実際に日常生活で必要な作業の練習(作業療法)、しゃべること・食べること・飲むことがうまくいかない方の言語訓練や嚥下訓練(言語聴覚療法)を、各療法士が患者さまの状態に合わせて評価、計画しリハビリを行います。
退院支援病棟に入院されている患者さまは、年齢や病状、在宅環境等が様々であり、それぞれ違うゴールを目指していますが、私たちリハビリスタッフは患者さま一人一人に寄り添い「安心して在宅復帰する」ことを目標にリハビリを提供しています。

 

作業療法部門

当院は7名の作業療法士が所属しております。対象は小児から高齢者まで幅広く、整形外科疾患(主に頚椎・肩・肘・手)、脳血管疾患、内科系疾患など、さまざまな疾患の患者さまを担当しています。私たちは患者さまの考える自分らしい生活や役割の再獲得を目指し、基本的な運動能力、日常生活動作などの応用的動作能力、社会適応能力を診る力を最大限発揮し、治療を展開しております。治療手段は多岐にわたり、身体機能へ直接的な介入(関節可動域練習や筋力増強練習)も用いますが、生活場面を想定した物品・環境を設定し介入することもあります。また、手の骨折や麻痺してしまった手、火傷をしてしまった手に使用する装具(スプリントと呼ばれます)は、医師の処方や作業療法士の提案により作成しています。作業療法には「人は作業を通して健康や幸福になる」という基本理念があります。私たちは「作業」を通してその人らしい生活が送れるように援助していきたいと考えます。
最近では,外部活動として手の外科勉強会【水戸ハンド】勉強会を開催し,他院の方々と研鑽を積んでおります.手の外科勉強会【水戸ハンド】勉強会では手外科領域に関しては初期治療(手術)およびリハビリテーション(後療法)が大切であり,整形と形成,リハビリテーションの連携が必須です.しかしながら手関節周辺は身体構造の複雑さや損傷形態が多岐に渡ることから,日々多くの疑問や難問にぶつかります.また県央・県北地域において手外科領域の勉強会がなく,合同で勉強する機会もなく不安を抱えながら臨床している方もいらっしゃると思います.そこで,水戸以北の医師や水戸医療圏の作業療法士を対象とし,2ケ月に一回程度当院を中心に開催しております.

 

言語聴覚療法部門

当院の言語聴覚療法部門では、脳血管疾患や内科疾患、耳鼻科疾患など幅広い疾患に対しリハビリテーションを実施しています。失語症(ことばが出てこない、ことばが思い出せない、文字が書けないなど)、嚥下障害(飲みこみにくい、食事中にむせるなど)、構音障害(呂律が回らない)などさまざまなコミュニケーションや飲みこみの問題に対してご本人に合わせた支援を行えるよう日々研鑽を重ねております。
摂食嚥下障害の患者さまには必要に応じて、耳鼻科医師と共に嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査による画像診断を実施しております。他部署とも連携し、患者さまに応じた食事形態を提案できるよう努めています。
コミュニケーションや飲みこみに問題のある方はご相談ください。

 

施設基準

  • 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • がん患者リハビリテーション料

スタッフ紹介

  • コメディカルスタッフ:
    • PT:30名
    • OT:7名
    • ST:3名
    • 非常勤スポーツマッサージ師 1名

(令和6年12月現在)

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